夏にむかってダイエットに挑戦する方もだんだん増えてくるこの時期。
痩せたい一心でいろんなダイエットに手を出しては、続かず撃沈している姿をよく見かけます。
そう行った人に共通しているのは、過度な食事制限や難しい運動など、継続性に欠けるようなダイエットを実践している人が多いように感じます。
そんななか「おにぎりダイエット」なるものが話題になっていることはご存知でしょうか。
おにぎりなんてダイエットの天敵である炭水化物の塊じゃないか!!
いい加減にしろ!なんて声が聞こえてきそうですが、有名芸能人も次々と実践するなど、効果が保証されたダイエット法なのです。
今日は、おにぎりダイエットを紐解いていきましょう。
○おにぎりダイエットとは
最近にわかに話題になっているおにぎりダイエット。
おにぎりダイエットとはどんなものなのでしょうか。
まず発案者は、あの国民的歌手であり、プロデューサーであるつんく♂で、ブログで紹介したことから一気に話題になったダイエット法なんです。
太りやすいとされている炭水化物であるお米を使ったダイエット法で、やり方は非常に簡単、朝・昼・晩の食事を好きな具を入れて握った「おにぎり」を食べるだけです。
ではなぜおにぎりダイエットで痩せるのでしょうか。
○おにぎりダイエットのメカニズム
このダイエットのポイントは、冷めたご飯であるということ、冷めた状態だと「レジスタントスターチ」という成分が発生します。
これは温かいご飯では摂取することができない成分です。
レジスタントスターチとは難消化性デンプンのことで、食物繊維と同じ働きをすることがわかっている成分です。
このレジスタントスターチは胃や腸で消化されないため、エネルギーや脂肪になりにくい性質を持っているのです。
この性質が、脂肪がつきにくいだけでなく、腸内環境を整え、便通の改善や肥満、生活習慣病の予防にも繋がることがわかっており、この成分だけで様々なダイエット効果が期待できるのです。
さらにこのおにぎりダイエットのすごいところは、インスリンの分泌を抑制してくれることです。
インスリンには血液の糖がエネルギーとして消費するのを促進する働きと、残った糖を脂肪としてたくわえさせる働きがあります。
脂肪を蓄えてしまう原因であるインスリンを抑制することで食べ過ぎを予防してくれるのです。
さらにおにぎりは腹持ちが良いため、間食の心配もないと良いことづくめのダイエット法といえます。

○おにぎりダイエットを実践するにあたって
おにぎりダイエットに挑戦する際は以下のことに気をつけてください。
おにぎりダイエットは一ヶ月以内の短期間で行うこと。
栄養バランスなどを考えると、おにぎりだけの食生活にする場合は1ヶ月以内が限度といえます。
2〜3合分のおにぎりを、1日に3〜4回に分けて摂取します。
おにぎりを食事の中心にして、朝は1つ、お昼は2つ、夜は3つなどのように分割して食べるようにします。
この際おにぎりの具は、おかかや昆布、梅のように塩分や脂肪の少ない食品がオススメです。
おにぎりだけでなく、サラダやお味噌汁などは積極的に取り入れる
良いことづくしのおにぎりダイエットですが、最大の弱点は栄養素がおにぎりだけでは偏ってしまうこと。
一緒に蒸し野菜、お味噌汁などを一緒に食べる子とで偏りがちな栄養素を補うことができます。
生の野菜よりは、蒸した野菜など火が入っている方が体を冷やさずに効果的にダイエット効果を得ることができます。
肉や魚、ご飯以外の炭水化物はNG食材です。
パンや、パスタなどの炭水化物。肉、魚、糖質の高い果物、アルコール、お菓子などは避けるのがルールです。
飲み物も、基本的にお茶で、ノンシュガーやノンカフェインの飲料を摂りましょう。
○最後に
今回はおにぎりダイエットをご紹介しました。
糖質制限などのダイエット法の逆を行く、おにぎりダイエットですが、逆に糖質は摂らないことの方がリスクがあると、少しずつ見直されてきているのをご存知でしょうか。
食べ馴染みのあるおにぎりでのダイエットとあって、取り組みやすいかもしれませんね。
さあ日本人のソウルフード「おにぎり」で短期間で効果が出るダイエットにあなたも挑戦してみませんか。
