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脂肪を減らす(燃焼)メカニズムを理解することにより、お腹回りのダイエットを合理的かつ、効率的にダイエットする事ができます。
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脂肪が燃焼(代謝)されるまでの大まかな流れ
- 運動した時やお腹が空いた時にアドレナリン放出され、リパーゼが活性化されます。(リパーゼは脂肪を分解する酵素です)
- リパーゼの働きにより、体脂肪(中性脂肪)が「遊離脂肪酸とグリセロールに分解」します。(遊離脂肪酸に分解されることで、脂肪細胞から血中をめぐり全身へ)
- 遊離脂肪酸をエネルギー源として筋肉で使われる
- エネルギー源として利用されず余った遊離尾脂肪酸は、再び「脂肪」になります。(遊離脂肪酸は細胞毒性があり、そのままの状態ではいられません。)
脂肪の代謝が始まったとしても、ある程度の運動が必要で代謝の始まった総量としての使用量が十分でない場合は元に戻ってしまいます。
またある程度の運動により、十分なエネルギー消費をしたとしても、エネルギー摂取量が多すぎれば血中の遊離脂肪酸(及びグルコース)は補充され、脂肪として蓄積することになります。
では、運動した時に何が起こっているのかが気になりますよね。
「有酸素運動は20分以上続けないと脂肪は燃焼しない」というのを聞いたことがある方も多いかと思います。
この説は、上の3~4までの代謝までにある程度時間を要し、運動の最初では筋肉中で貯蔵されているグルコース(及びクレアチンリン酸)から使われ始め、一定時間を継続する事で脂肪の代謝が開始すると考えられていた事から20分以上の継続が必要とされていましたが、
最近の研究では、上の3~4の脂肪の分解⇒筋肉での利用は「運動直後から開始されている」とされ、「運動を終えた後も継続し続ける」とされています。
なので、20分以上やらなくても脂肪は燃焼を開始しているのです!
<体質や遺伝的要素>
遺伝的要素や体質などで「太りやすい体質・体脂肪がつきやすい体質」という傾向は間違いなく存在します。
遺伝的要素が影響し、体脂肪を減らす効率が悪い場合、筋肉が付きにくい場合などがありますが、体脂肪を減らすために行うべきことは基本的には同じです。
また、これらの遺伝的要素がダイエットの効果に影響を及ぼさないとする研究結果などもあります。
(参考:東北大学院 医学系研究科 β-3アドレナリン受容体遺伝子変異はダイエットによる減量効果に影響しない)
食事制限と脂肪燃焼の関係性
お腹が空いた時でも脂肪を分解する代謝が始まると前述の1に記載しました。
基礎代謝という単語は一度は聞いた事があるとは思います。
基礎代謝とは、何もしていなくとも身体は生命維持のためにエネルギーを消費しています。
摂取カロリーが基礎代謝を下回った場合も先ほどの運動時と同様に脂肪の分解が始まり、筋肉や内臓などで使われているエネルギー源となります。
また、1日の栄養摂取量が極端に少ない場合、体は延命のため、筋肉の分解も起こります。
そのため、「食事制限に頼ったダイエット」や「偏った栄養しか摂取できない単品ダイエット」は脂肪も燃焼するのですが、筋肉も減ってしまう結果となります。
筋肉と脂肪は同じ重さでも体積に差があります。(同じ体積なら筋肉のほうが重い)
同じ身長体重でも脂肪量の多い人のほうが太く見えます。
食事制限による栄養不足や偏った食生活によるダイエット方法は、筋肉量を減らし、リバウンドしやすい体質になるといえます。
体重の重さ(kg)だけを減らす目標のダイエット方法は、ここに問題があります。
食事制限により、筋肉も脂肪も減ることは、目方としての体重の重さ(kg)を減らすことに優位に働きます。
また、運動による100kcalの消費よりも、食事制限により100kcalを減らすことの方が簡単ではありますが、体重計に乗って目方の体重が減っていても、見た目にはあまり変化が見られず、さらに過度な食事制限へと進んでしまう負の連鎖が起こりがちになります。
その負の連鎖はどこかで破綻します。
【筋肉量が減る】=【基礎代謝が落ちる】とも言え、以前よりも代謝が悪くった体は太りやすく体脂肪がつきやすい体質へと変化してしまいます。
食事制限だけのダイエットと脂肪燃焼・体脂肪の関係のまとめ
- 食べない事でも脂肪は燃焼する
- 運動よりカロリーを制限する方が簡単
- ただ、適度な食事制限は痩せにくい体質になる
- 筋肉量の維持も大切
このことから、過大に摂取しているカロリーを見直し、運動をしましょう!ということになります!
って、そんな事はわかりきっているという方が大多数だと思います。
ライザップで成功した人は、単純にこれを実践しているだけです。
自分の目標体重になるまで継続してできる事。
できる人になりたいですよね。